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story 社内ブログ

「感動課」って、知ってる?<前編>

東京 日本橋、その歴史ある名所を望む、とある高層ビル。

噂の「感動課」は、そのビルに居を構える会社の中にある。

サイボウズ株式会社 人事部 感動課。

これは、日夜、社内に感動を生み出すことだけを考え続け、たった一人で職場に感動の渦を巻き起こしてきた男の物語である。

 

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こんにちは、株式会社スペサン 代表の植松です。

プロジェクトX風に始めてみましたが、今回は、日頃からたくさんお世話になっている、サイボウズさんとのことについて書きたいと思います。

冒頭の写真に一緒に写っているのは、サイボウズさんの中にある不思議な部署、人事部感動課 課長の福西さん。福西さんは、2011年に設立された感動課のミッションにずっとお一人で取り組んでこられました。

※詳しくはこちら(福西さんのインタビュー記事)

感動課のミッションとは、職場に眠っている感動の種を見つけ出し、陽をあて、水をやり、感動の華を咲かせること。

感動課のスローガンは、「職場に感動を」

実は、サイボウズさんには感動課以外に「課」というものは存在しないのだそうですが、「チームワークあふれる社会を創る」というビジョンを掲げ、チームワークあふれる”会社”を創っているサイボウズさんならではの、ビジョンを体現する粋な部署というわけです。

福西さんは年間を通して、あらゆる社内イベントに顔を出し、日々の業務の中で情報収集をし、ここぞという場面で、共に働く仲間を感動させる仕掛けを繰り出していきます。全社員誰もがターゲットになり得るにも関わらず、きちんと種を見つけ出し、その人ならではの個別の感動をつくる演出を企てるところが、非常に秀逸なお方です。

そんな福西さんと一緒に取り組ませて頂いていることや、この出会いによって僕が感じた新たな気づきについてなど、書いておければと思います。

出会いは1通のメッセージから

まずはじめに、僕がどうやって福西さんと出会ったかというと、Wantedlyがきっかけでした。自社の募集の原稿を書いて、そのままフィードを眺めていると、何やら目を引く「感動課」の文字。それこそが運命の引き金となったわけです笑。

それは、福西さんが書いた投稿で、感動課が新たなメンバーを募集していることを知らせる記事でした。

そんなことをミッションにしている課があるなんて!と衝撃を受け、そのまま感動課に応募…ではなく、福西さんにメッセージを送ることにしたのです。正直あのときは、何か具体的なプランがあったわけではなく、間違いなく近いビジョンを持っている人だという根拠の無い確信に突き動かされ、勢いに任せてアツい想いを送ってしまいました笑。

そうすると、福西さんからお返事が。こんな得体の知れないメッセージに真摯にお返事をくださるのですから、本当に素敵な方です。

そして、お打合せをすることになり、ワクワクしながら向かったサイボウズさんのオフィス。その日、初めましてから始まった打合せは、なんと3時間近くに及び、お互いに「感動」についての想いを語り合うこととなりました笑。

記念すべき20周年イベントをお手伝い

実は、福西さんと出会った2017年は、サイボウズさんの記念すべき創業20周年の年。早速何か一緒に創ろうと言ってくださって、まさにドンピシャのタイミングで開催予定だった、社内での20周年イベントをお手伝いすることに。

毎年、周年行事は実施されていたのですが、今回は20年という節目の年。皆様の記憶に残るような1日のプランを、ご提案させて頂きました。

当日は、20周年にちなんで20個のサプライズを用意。オフィス内だけでなく、ビルごと巻き込んだり、営業先でサプライズが起こったり、地方拠点では向かいのビルにも協力を依頼したりと、盛り沢山な演出を施しました。発想力豊かな福西さんとのブレストはアイディアが出すぎて大変でしたが、「ここまでやれたら面白い!」というものを、カタチにしていった感覚でした。

夕方からのパーティーでは、会場に会社の年表を飾り付け。過去から未来へ、20年の歩みを感じられる年表を、表バージョン(公式な沿革)と裏バージョン(社内でしか通じないような出来事の歴史)の2種類作成しました。参加された社員の皆様には、自分の入社した年のところに写真を貼って頂き、一人一人の存在とチームワークによって会社が歩んできたことを感じられる仕掛けとしました。

このイベントで初めて感動課の仕事をご一緒した我々スペサンと福西さんは、想像以上の楽しさにワクワクしながら笑、早々に次なる仕掛けを企み始めたのでした。(次のイベントの様子は後編で!)

感動課とスペサンが共有していたこと

この福西さんとのお仕事は単純に見れば、ある事業会社が自社イベントの企画・運営を、そういったことを生業にしている外部の会社に頼みました、ということなのですが、僕は個人的に、福西さんとはとても大切なことを共有できたからこそ上手くお手伝いができた、と感じています。

それは、感動の源泉は仕掛ける人がつくるものではなくて、仕掛けられる人の中にあるものだという想いです。

感動課においては、それを「感動の種」と表現されていますが、我々スペサンも、サプライズの事業を通して、こちらのつくりたいものを演出プランありきで提案するのではなく、お客様自身が持っている想いやストーリーから、それを導き出すということを何より大切にしています。

イベントの運営を円滑に進めるオペレーションのアウトソースではなく、大掛かりな装置で派手に演出する見栄え一辺倒の企画でもなく、サイボウズさんの中に流れるストーリーと、そこで働く皆様の温度感を掴んでカタチにすることが大切だと考えていました。

企業の社内イベントにおいては、社員の皆様が自分事としてそのイベントに参加できることが大事だと思っています。「うちらしい」と思えるかどうかは、見えにくいですが大切なポイントです。コンテンツだって、内輪ネタ満載で良いのです。参加者の皆様が自然とノッていけるかどうかは、とても重要です。

だから、私たちは、企業様と仕事をするときは社内のプロジェクトチームがある場合、そのブレストから参加します。働く皆様の想いを直接聞くため、会社にある文脈を正しく感じ取るために、欠かせないことです。

今回も、我々からの提案が、サイボウズさんにとって、「らしい」のか「らしくない」のか、福西さんの感覚で細かくジャッジして頂きました。福西さんも、自分が前に出て何かを作り出すことが嬉しいのではなく、参加している方々が楽しんで、面白がってくれることが嬉しいという想いのもと、企画を練っていかれていたと思います。そうやって作り上げられたイベントだから、20周年という大きな節目であっても、どこかいつも通りで、居心地は良いけれど特別な時間に仕上がったのだと思います。

感動創出で企業の課題解決を

このイベントで感じたことを経て、サイボウズさんとは、今後は各イベントに単発で関わるだけではなくて、もっと会社の日常的なことを知りながら、通年でお付き合いしていくカタチを模索しています。もっと種を見つけやすく、もっと大きな華を咲かせやすくするためには、きっと必要なことなのです。

そしてそれは、「人を幸せにする 心震える瞬間の創造」を理念にする私たちにとっても、本来目指すべき企業様とのお付き合いのカタチだと感じています。イベントのときだけお役に立てる飛び道具的存在もワクワクするのですが、僕らはもっと、その職場にいる人たちがたくさんの幸せに包まれるようなことをしていきたい。

個人と個人で想いを贈り合ったとき、サプライズが成功したとき、そこに生まれる感動と幸福が、そのまま会社と社員の間にも生み出せるんじゃないかと思います。職場に感動があれば、もっと会社が好きになり、もっと仲間が好きになる。そうしたら、仕事のパフォーマンスの面でも、組織における人間関係の面でも、いろんな課題が解決されていくと思いませんか?この辺りの感覚は、自分自身の前職(リクルート)での経験を振り返っても、納得がいくところじゃないかと感じています。

スペサンは、心が震える瞬間をつくって、人を幸せにする会社です。どうしたらもっと想いが届くのか?どうしたらもっと幸せと感動を味わえるのか?そんなことに、とことん向き合っていきたいと思います。そうして得た経験と知識を活かして、たくさんの人に幸せと感動を届けていきます。

僕たちにしかできない企業の課題解決を、やっていきたいと思います。

感動させ屋を募集しています!

そんな想いを持ったスペサンですが、共にこのビジョンを実現していく仲間を募集中です!これから、手がける領域も、案件の規模も、大きく・深くなっていきます。ぜひ一緒に、心震える瞬間をつくり、心震わせて働きましょう!ご応募お待ちしてます!

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ちなみに、サイボウズさんの感動課も引き続き募集中のようです!

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それでは、後編をお楽しみに〜。